No.40208 Re: 全職員一目散に逃げました

介護にも、福祉にも、看護も、日常生活では全く関わっていない自分にとって、
これらの業界にいる人たちは、人一倍、自分の事より他者のことを思いやる
人たちなんだろうな、といつの間にか思っています。

なぜそういうイメージを持つようになったのかはよく分りませんが。

自分にはできないことを、職業として行っている人たちには頭が下がります。
人として尊敬もしています。

しかしなぜ、介護施設や病院で虐待が行われたり人権を踏みにじる
ようなことが行われるのか、不可解です。
介護施設に入っているウチのじぃちゃんも、いざという時には結局見捨て
られるのだろうか。

このサイトでどなたかが、『介護も医療も産業に組み込まれた時、本来
の形を失ってしまう』という主旨のことをおっしゃっていましたが、その
通りだと思います。

個々人の価値観や感性もあるかもしれませんが、その背後にあるのは
経営者の理念だと思います。
いろんな分野から　「金のなる木」　を求めて介護業界に参入してきます。

現場の介護職を選択した人たちは、自分が今どう言う経営理念のもとに
職務を遂行しているのか、常に意識する必要があると思います。
でないと、人一倍大きな、他者に対する優しい思いを持って介護職を選んだ
としても、いつ虐待する側に廻るやも知れません。

目の前にいるのは、もはや自力では生存しえない人たちです。
動物の世界では、自然の理として見捨てられ運命をただ受け入れざるを
得ない状況です。

そこになぜ、介護を通してその人を生かし、関わって行こうとするのか。
答えはそれぞれ異なると思いますが、自分自身に厳しく問うて頂きたい。

以前（´・ω・｀） さんから、　『介護の介は、ケン介の介である』　と、
教えられ、　「黙して自分自身を護る」　大切さを諭されました。


今回の地震対応に限らず、私には（´・ω・｀） さんは、　
『自分を護るがごとく他者を護る』を介護の本質としているように思えます。
介護には、他者を護るため捨て身になる覚悟、も必要なのかも知れない。


そのような介護者が大勢いることをこの欄で知り、暖かい気持ちになります。

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