No.53829 弟さんの回復をお祈りしております。

発言者:木の実しぐれ 発言日:2013/04/11 08:40 返信する 応答をメールで転送

弟さんのご病気、ご心痛お察し致します...。

ネットで、白雪姫プロジェクト 宮ぷー と、検索してみて下さい。

とても重い脳幹梗塞を起こして「あと3時間の命、助かっても植物状態」と医師に宣告された男性が、回復を信じる同僚と妹さんの働きかけでその後目覚しく回復し、今では意志伝達装置を使って文章をつづり、車椅子にも乗れるようになった姿が紹介されています。

以下は、ご本人が意志伝達装置を使って、つづられた文章です。


僕は宮田俊也といいます。特別支援学校の教員をしていました。

2009 年2 月、脳幹出血で倒れました。主治医の先生は脳幹出血によりもたらされる深刻な結果を、ありのままに同僚のかっこちゃんこと山元加津子さんに伝えました。 「先生、でも大丈夫です」かっこちゃんは主治医の先生になぜか、そう答えたそうです。

病院のスタッフの皆さんや周りの人のおかげで、僕は回復してきました。それでも意識が戻ることはないと言われていました。 しかし、かっこちゃんは僕に意識があることを信じて、二人で意思伝達の方法を模索する日々が続きました。そしてさまざまな意思伝達装置やスイッチの工夫などによって今では伝えたいことを伝えられる術を得ました。

そもそも人見知りで、他人と話をすることが得意ではなかったのですが、コミュニケーションの手段を失うことの恐ろしさを身をもって体験しました。意識があるのに、言葉を発することのできない僕はまるで透明人間で、身体の位置などの不具合を訴えたくても訴えられません。それ以上に自分自身がここにいるという存在を気付いてもらえないこと、他人に分かってもらえないことの孤独感と絶望感は相当なものでした。

今の僕の目標は、自在に動く身体に戻ることです。かっこちゃんの鬼のリハビリ(笑) のおかげで、日々元の身体を取り戻すための道を歩み続けています。 様々な経験とリハビリを通じて痛感したことは、自分が何を感じ、何を考えているかが、相手に「伝わる」ということの大切さです。

コミュニケーションがもうとれない、と思われている方でも、もしかしたら意識はあるかもしれません。 というよりも、自分の経験上、絶対気持ちはあるはずです。

どうぞ皆さん、ご家族や友人・知人の方で、意思の疎通ができないと思われている方がいらっしゃいましたら、語りかけてみてください。
そして、もし気持ちが通じたら、あらゆる手段、方法で意思をくみ取って下さい。

僕の事例は決して奇跡ではありません。

僕の事例は、当たり前の事実です。

僕の願いは、どんな状態であっても、すべての人が表現方法が違うだけであって、気持ちを持っているということを、みんなが当たり前に受け止めて、その意思をくみ取る手段をみんなが知っている世の中にすることです。一人でも多くの方が、気持ちを通じさせることが当たり前にできる日常が送れるようになることです。

僕も、そのためにこの白雪姫プロジェクト立ち上げメンバーとして日々活動してまいりますので応援をよろしくお願いします。

平成24年4 月 宮田俊也

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 53732: 弟が脳幹梗塞で閉じ込め症候群に [ゆうねえ] ID:Idrk5u7B 2013/04/03 21:18
 ├◇53740: Re: 弟が脳幹梗塞で閉じ込め症候群に [ベランダ] ID:l8SfV2nA 2013/04/04 19:39 評価
 │└◇53742: 補足です [ベランダ] ID:l8SfV2nA 2013/04/04 20:05 評価
 └◇53829: 弟さんの回復をお祈りしております。 [木の実しぐれ] ID:t85S6Vh. 2013/04/11 08:40 評価
  └◇53831: レスありがとうございました。 [ゆうねえ] ID:1gkiLcPn 2013/04/11 10:22 評価