No.34657 Re: 施設での入浴

「お風呂に３日入ってなかったので、どうしても入浴させたかったのですが、」
・・・この意見は家族の希望だと思うのですが、看護師の判断を疑問に思うということは、少なからず相談者もそう思っていたことでしょう。
暑い夏に汗もかき入浴させたいとの思いはあろうかと思いますが、介護に携わる者は安全と健康第一を考え、目前のケアに「どうしても」とか「やらなくては」などの固執した考えを持たないようにしたいものです（相談者が利用者の健康面から入浴させたかったとの考えを否定するものではありません)。
　今回看護師の判断に疑問を持ったのは、介護する者の思惑と意見が一致しなかったためだと思います。立場が違うと意見の相違もあると思いますが、「入浴させたい」思いを超える全局的な考えを持っていただきたい。

　さて、３７．７℃の体温と入浴についてですが、家族は熱が下がったからと来所したとのことですが(それ自体は問題を感じません)、実際は下がっていませんね。体調が回復したとは言えないところでしょう。
　看護師は体温を入浴中止の理由としてお話したようですが、体温の数値だけで判断することならば、看護師でなくとも判断できるというものです。実際は経緯や観察により総合的に判断されているはずです。専門職である看護師の判断が正しかったかどうかは、医師がその場に居合わせでもしない限り他者が正否の判断はできないでしょう。看護師同士でも意見は分かれる場合があります。それでもどちらが正しいとか間違っているという問題ではないです。


　最後に何度なら入浴できるかという問いに関しては、個人差やその他の状況もあり、何度とは言えないものだろうと思います。
　今回の件に関しては、万が一があれば責任を負うのは看護師です。常に資格をかけて仕事をしていると思ってください。ですから判断基準は看護師に聴くべきです。何度以下なら入浴できるという考え方ではなく、何度を超えたら入浴は避けよう、という、自己の職名をかけた基準を持っているかもしれませんね。しかし利用者一人ひとりに対してその基準は違っていると思いますよ。

　ちなみに私が体温だけで判断するとしたら、３７．７℃なら顔色がよくても、前日具合が良くても、入浴は控えます。

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