No.33209 下肢の浮腫について

No.33209は質問(相談内容)です。

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No.33209:下肢の浮腫について[そら]ID:8yT1vgJk 2010/06/23 17:47
高齢で、普段の水分摂取量は500〜600程度で、排尿量も少なく半身上肢・下肢に浮腫がみられます。 歩行は不可能で、日中は居眠り多くベッドで過ごされることがほとんどです。

半身の浮腫が出現しているので病的だとは思いますが、少しでも浮腫が改善できないか悩んでいます。主治医は様子をみてくださいと言われるのみです。

発言一覧

以下、No.33209の質問に対する回答です。

 33209: 下肢の浮腫について [そら] ID:8yT1vgJk 2010/06/23 17:47
 └◇33393: Re: 下肢の浮腫について [mon] ID:D3VAeDHB 2010/06/29 08:28 評価

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No.33393:Re: 下肢の浮腫について[mon]ID:D3VAeDHB 2010/06/29 08:28
そらさん
浮腫の原因を医師に質問してみましたか。このような質問を介護110番にするときには年齢、疾患、発病年月、いつから浮腫が出てきたか等についても加えてください。
疾患は脳血管障害(脳梗塞、脳出血)だと思います。麻痺側は循環障害がありますので静脈血の還流が悪く、心臓より遠いところに浮腫が出やすくなります。さらに高齢で食事摂取の内容が悪く、栄養不良となり、貧血と血清アルブミン値の低下で浮腫が出現します。腎臓機能低下、心機能低下、肝硬変でも浮腫が出現します。浮腫が出やすい場所は下肢の脛(すね)や足の甲です。上肢では手背に出ます。血清アルブミン値が低い場合は大腿部の内側(下側)、上腕の内側にも出ます。指でつまむとへっこみます。浮腫は重力の関係で下方に(水は低いほうに流れる)出ます。仰臥位で浮腫がある箇所を心臓の位置より高く保つと浮腫は一時的に消えます。体位変換せず仰臥位のままでいますと、臀部(仙骨部)に褥創が出来やすいので注意してください。浮腫をとるために利尿剤を使用することがありますが、脱水にならないように少量を連日でなく間隔を空けて使用します。減塩食も浮腫を増強させません。腎臓機能低下、心機能低下にも減塩食は有効です。
看護師さんと一緒に勉強してください。(引退した医師)