No.55415 Re: ベットのギャッチについて

発言者:(´・ω・`) 発言日:2013/08/30 19:46 返信する 応答をメールで転送

経管栄養の場合、基本は30度。
それ以外の方の場合、通常ベッド上で休まれている時は、
フラットな状態ではなく、個人差はありますが6度〜10度、もしくは15度
程度にギャッジアップしておきます。

>ギャッチを上げるのは、他に意味はあるんですかね?

まず人間の身体の体重の比重は上半身の方が重くなります。
その為ベッドがフラットな状態のまま仰臥位で休んでいただくと、
頭が下がってしまうため、舌根沈下になりやすく、また重力があるため
呼吸がしにくくなる・・・と言う事もあるのです。
(頭を少し上げることで横隔膜の位置が下がり、肺に送られる酸素・
空気の量が増える。)

また、フラットな状態のままだと、重力の関係で肺の下に痰がたまって
しまう為、少しギャッジアップすることで痰が流れやすくなる、
人によっては動く事で痰を吐き出しやすくするという働きもあり、
逆流を防ぐ以外にも、誤嚥防止や肺炎予防の点からも少しギャッジアップ
をすると良いとされています。

オムツ交換の際にたまにギャッチを上げ忘れることもあるので
忘れないようにするコツもアドバイスお願いします。

ギャッジアップしないと最悪死ぬぞ!!と肝に銘じることです。
口腔ケアが徹底されていなくて、口の奥に溜まっていた食塊が寝ている
間に気管に詰まり窒息死すると言う事も実際にあり得ることです。
食べた物を嘔吐して窒息してしまう事もあります。

最悪の事態を常に想定し意識付けていく事で、ギャッジアップし忘れたと
言う事はなくなると思いますよ。

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 55397: ベットのギャッチについて [ヒカル] ID:/a4Qae6e 2013/08/29 19:11
 └◇55415: Re: ベットのギャッチについて [(´・ω・`)] ID:9wdDEeG/ 2013/08/30 19:46 評価