No.48353 Re: 母への罪悪感

母への罪悪感。すごくよくわかります。

私は自分がまだ社会人２年半目で、いろいろあって挫折して仕事を辞めた半年後に母を失くしました。仕事を辞める時にも色々心配かけたり、
生きている間に、何一つ喜ばせてあげれなかったようにも思います。
自分の事に精いっぱいのわがまま勝手な娘。物心ついて初めての家族看護でしたから。もうバタバタ訳分からん状態で今思い出しても何してたんだか…？告知も以前から頼まれていたのにあまりに短い宣告に言い出せず、
本当に悔いが残るばかりです。

辛抱強くて病院嫌いの母。末期がんが発覚して一カ月。入院して一週間で苦しんだ上の他界でしたし、１７年たった今でも当時の記憶が不明瞭。それについて考えると涙が止まらないほど罪悪感を残した別れでした。
お墓の前で誤ることも多いです。

もっといろいろ話しとけばよかった。ちゃんと話に耳を傾けておけばよかった。いっぱいいっぱい…でも母がよく言ってました。

「親子だからこそ、近すぎて、分かってるようでわからんのよ。
　あんたも年取っていったら私の気持ちわかるようになるわ。」
　　
　「子供は思ったようには育たんもんや」

年が過ぎて、母の年齢に近くなるにつれて、しみじみ母を思います。

育ててもらってしみついている事や料理の味、もちろんほんの一部分ですが、引き継いでいる部分に気づいて親子を感じます。

不完全な人間だからこそ、同じ立場になってみて、初めてわかるのかもしれませんね。

死に関する考え方は様々ですが、生まれる時と死ぬ時は誰にも自分でははっきり分からないのです。赤ちゃんがお腹から生まれてくる苦しみと、お母さんが赤ちゃんを生み出す苦しみがいつの間にか記憶に残らないように、きっと、病気や自然に死を迎えた時の苦しみはその人の記憶に残りにくいのではないでしょうか？それ以外の亡くなり方でも、時が癒してくれる様に…最近　私は　なぜかそう思うのです。

生きることは決して楽なことでは無いです。
いっぱい苦しんで悩んで、努力したり、救われたり、喜びを感じたり。
その中でも、身近な人の死は自分のこれからを変えてくれるすごい経験だったりすると思います。

あなたがお母さんの死に際して感じたことがこれからの人とのかかわりの中や今からのあなたの生き方にきっと生かされてくる。
そこから何かが生まれることがお母さんやあなた、周りに人たちにとって
癒しになっていくような気がします。

せっかく産んで育ててもらった人生です。
今はいっぱい落ち込んで、泣いて、悼んでそしてこれからを変えていけるような人にお互いなれるよう頑張りましょう！



　

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