No.54677 病院が病状説明や、人工栄養や延命治療の話を今後するかもしれません

発言者:げた 発言日:2013/06/18 07:59 返信する 応答をメールで転送

今は入院直後の救急的な治療の段階ではないかと思います。

病状の変化が少なくなってきたら、以後は栄養維持などを
考えていくという段階と思います。

普通の食事が自力でとれなくなると、鼻からのチューブ栄養や、
胃ロウ等の手段がとられることもあります。

比較的若い世代の人の病気だったり、回復力のある人なら、
一時的に人工栄養というのも有効な手段です。
(回復したら、胃ロウを外して家庭や社会に復帰とか)

しかし、回復の難しい高齢者の人では、別な考えも必要です。
また、諸外国では認知症高齢者の人は延命しないという話も
よく出ることです。
(外国では、寝たきり高齢者はいないという言い方も多い)
(延命を選択しないからという意味もあります)
(日本と違い、公的保険等の仕組みも違いますから、
高齢者や回復困難な人の延命は経済的にも困難なはず)

低血糖症状は、糖尿病などでもありますね。
これが長時間続くと脳をやられてしまうので、
認知症のような状態にもつながります。
脳出血脳梗塞で脳が損傷しての認知症の人も多い)

同じ病気でも、若い世代の患者さんなら回復やリハビリの
可能性が残されるほうだから、いろんな取組みもあります。
しかし、高齢になるに従い、やれることも限られてきます。

つらい話であっても、それも避けがたい人の運命です。

日本では、意思表示も困難な寝たきり高齢者のチューブ延命が、
近年はよく問題にされている通りです。

昨年の2012年初めに日本老年医学会からの見解も出たりして、
今後は、そういった延命の打ち切りの制度化も考えられる
段階になってきています。つまり、安楽死選択も意味します。

今のところは、いったん胃ロウなどをしてしまうと、
外せないから、そうなる前に延命拒否選択というケースも
いろいろあります。当事者には厳しいことなのですが、
延々と介護が続いてしまうマイナス面を避ける知恵にもなります。

介護についていろんな報道を学んでいる日本国民は、
無意味な延命はしないことをすでに学習している状況です。

この話の場合は、まだ病院の治療が始まった段階ですから、
病状などいろんな説明を受けてから判断なさってください。

病院での治療は終わって、以後は施設介護という場合に、
施設受け入れは胃ロウ栄養でという場合もあったりしますが。

家で倒れて病院に運んだ後、次は家庭に戻らず施設になる
見込みが大きかったというのであれば、
地元の地域包括支援センターなど介護関係者の人に聞くと、
その地域の介護施設の受け入れ体制の情報は得られます。

介護施設だと医療ケアはまだ手薄になりやすいので、
病院併設の老健の施設に入る人もいると思います。

まだ、対応できる地域は少ないですが、
訪問看護や訪問医療による在宅看取りをする人も徐々に
出てきたりします。(終末期段階が近い方は、今後これが増えるかも)

脳がやられる状態(脳卒中の血管損傷、低酸素や低血糖低栄養など)
(認知症で起きる脳細胞破壊も含めて)だと、
回復困難なことも多いのが現実です。
残念ながら、こういう場合は、相当な覚悟も必要です。

しかし、親など高齢世代を看取ることも、
人や社会がいつか迎えることとして、受け入れ備えることになります。

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 54672: 延命治療 [ゆめ] ID:eYVMaNkL 2013/06/17 21:00
 └◇54677: 病院が病状説明や、人工栄養や延命治療の話を今後するかもしれません [げた] ID:sZMULnNk 2013/06/18 07:59 評価