No.54425 70歳認知症の夫の妄想がだんだんひどくなっています。

No.54425は質問(相談内容)です。

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No.54425:70歳認知症の夫の妄想がだんだんひどくなっています。[まいまい]ID:rrCwLlKV 2013/05/27 22:43
病院には行っています。脳の活性化を良くするという薬も毎朝飲んでいます。
今もバイクの鍵を探し回り、台所や和室の押し入れまで開けています。今は私が放り投げたと責め、どうしたとすごい剣幕です。逆らわない、否定しないと対処法は知っていますが、どこにやったと言われては持っていない、投げていないと答えてしまいます。ほとんど寝ているので体力が余っているのでしょう。制止が多い私をどうやら恨んでいるのかもしれません。限界です。助けてください

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以下、No.54425の質問に対する回答です。

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No.54432:認知症専門医や精神科医から、他の適切な薬も追加してもらうほうがいい[げた]ID:sZMULnNk 2013/05/29 10:05
この状況だと、アリセプト等の認知症治療薬だけの段階でしょうか。
もし、それだと、薬の使い方が不十分という場合もあります。

アリセプト等の認知症薬は、脳の神経物質のアセチルコリンを増やし、
モノ忘れ改善など、神経の働きを活発にするように作用しますが、
そういう薬だけ使っているのでは、
不安症状や興奮症状や、他の精神異常や異常行動はひどくなります。

アリセプトと同時に、かなりの量の精神安定剤も使ったりするほうが
普通になります。医師によっては、指摘しないとこれを忘れる人も
意外と多かったりするから、注意が必要です。

むしろ、在宅介護だったら、薬でおとなしくさせてしまったほうが
介護しやすいというケースも出ることは多いでしょうから、
しっかりと、異常症状は薬でコントロールするのも重要です。

問題のある症状は、医師に伝えると薬を調節してくれるので、
状況に合わせて、診断受けたり薬を変更したりになります。

「否定しない」等の話は、認知症関係の教科書に書いてありますが、
実際の現場の話に、そのまま合うわけではないですよ。
特に、家庭内だと、ウッカリ話を合わせたり否定しないがために、
どんどん、異常行動や妄想話がひどくなってしまい、
かえってトラブルを起こしたり被害を拡大させることもあります。

家族や当事者にとっては、どんどん否定するのも不可欠なので、
あまり、教科書しか読んでないような不勉強な介護関係者の人などの
話を鵜呑みにするのは、考え物だと思いますよ。

認知症介護では、いつも見てない遠い親戚や他人が当事者に
迷惑をかけることも多いですが、仕事でしか介護に関わらない、
本業の介護関係者の人たちだって、同じ過ちを多くやるのを、
忘れてしまってはいけないことなのです。

もし、この話の場合で、人手をかけることが必要なら、
地元の地域包括支援センターや介護関連業者の人と話し合って
いるかもしれませんので、時々は、訪問介護や施設利用その他で、
人手を増やして対応しましょう。

要介護認定をまだやってなかったなら、すぐにやりましょう。
地元の地域包括支援センター(中学校区単位などで全国に指定あり)
その他で、よく相談してきましょう。

今の医者が、精神科系の薬の扱いに慣れていないなら、
近い地区に、認知症専門医などの設備の整った場所があれば、
時々は、紹介状を出してもらったりして、診断や検査を受けて
きたほうがいい場合もあります。

適当な医者がすぐに思い当らない場合、地元の保健所に連絡とれば、
認知症や精神科の相談窓口は必ずありますので、
精神科関係の症状に対応する医者などは教えてくれます。

妄想や幻覚症状が出てる人などもいたりするから、
それらは、精神科系の医者や薬での対応になってきます。
近所の内科医などでは対応困難だったりします。

もし、以前に脳出血や脳梗塞で、脳外科系にかかっている時は、
後遺症のように認知症も出てくる人もいますから、
精神科系の症状や薬に対応できる医者に変わるべき時期の人もいるし。

東京都のHPの例で、
「高齢者精神医療相談班」のページもあるので、
そこに、対応方法などが全部書いてあります。
(福祉保健局。保健所を束ねる部局)

基本的には、他の地域でも、同じような方法での対応は可能です。
地元の保健所と相談すると、対応方法は考えてくれます。

どうにも症状がひどいなら、ある程度の期間は、
精神科系の病院への入院になることもあります。
(強制的な、措置入院や医療保護入院の方法なども、
保健所で聞けます)

HTTP://WWW.fukushihoken.metro.TOkyo.JP/chusou/jigyo/kourei.html
(掲示板制限回避で書き換えているので、
アドレスは文字を修正して使ってください)

脳内物質の種類は多く、それらに合わせて、薬で脳の状態を
コントロールするから、複数の薬の組み合わせになります。

調剤薬局などで薬をもらう時、そこにいる薬剤師さんからも、
説明は受けられるかと。

抑肝散などのように、漢方薬を使う医師もいます。
このような医療用漢方薬は、保険も効くし。

認知症や高齢化に伴う家庭内での異常行動や言動は、
DV事件と変わらないようなレベルの場合もあるので、
薬での治療や、施設や病院への収容など、
厳重に対応しないといけない場合もあります。